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2010. . 21

亡き祖母の事

祖母(我が父、イチローの実母)は私が生まれる前から同居していたらしく、私はお婆ちゃん子だった。
私が17歳の時に大好きだった祖母が”直腸癌”で他界した。92歳だった。
長い年数、便秘と腹痛に悩まされ、あまりにも酷い腹痛が続く時は入院する事も侭あった。

当時私は一人暮らしをしており、実家には余程の事が無い限り帰らなかった。
ある日実家から電話が入り
「お婆さんが入院した。明日手術をする。万が一の事が在るかも知れないから帰って来なさい。」
と連絡を受けた。しかし私は
「万が一って、何よっ!まるで、お婆ちゃんが死ぬような事言わないでっ!無事に手術が終わってから帰るから!」
と言って手術前には帰らなかった。
手術の翌日、当時私が働いていた職場に再び電話が入った。
「手術は受けた。腹は開いたが、手を付けられずにそのまま手術は終わった。意識が戻らず危ない状態なので、お婆さんが生きてるうちに早く帰って来い。」
と連絡を受けてる電話口で涙が溢れた。直ぐに上司に理由を話し、大急ぎでお婆ちゃんの待つ病院へ駆けつけた。

手術から三日後に、意識を取り戻す事無く祖母は他界した。
何で手術前に帰らなかったのかと、悔やんでも悔やんでも悔やみきれなかった・・・
祖母が病院から戻って来たその夜、祖母の横たわる布団の傍らに、父が泣きながら一緒に横たわっていた。
父は普段、祖母の事を「お婆さん」と呼んでいたが、この時は「母ちゃん、母ちゃん」と呼んでいた。

大好きだった祖母は「ツル」という名前だった。

私は、父の黄疸値が下がらず思い悩み、薬を飲んでも眠れない日々が続き、ぶち切れ薬を飲むのを止めた頃から、千羽鶴を折り始めた。
大好きな祖母(ツル)が父の元から”癌”と言う病気を乗せ羽ばたき、父を守ってくれるというイメージを想像しながら鶴を折った。

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