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2012. . 02

一番辛かった時期。1

11月2日(金)

月日は大分遡る事、去年の5月。
前の日記にも書いた事だけど、父と共に歩んだ闘病生活の中で、今になって思い返しても一番辛かった時期。
そして、キラキラとした想い出を父から貰った時期。

膵臓癌を告知されてから、諸々の薬を処方されていた。
飲み違わないよう、解り易いように”月曜日~日曜日”&”朝・昼・晩”&”頓服”用の薬を個々に分けて収納できるホルダーに薬を仕訳していた。
でも、飲むタイミングと判断は父に任せていた。
その中には「睡眠導入剤」も含まれていたのだが、これが原因で辛い数ヶ月を皆で過ごした。

その当時はまさか眠剤が原因だなどと皆目見当もつかず、処方されていた痛み止め
「オキシコンチン」から「デュロテップパッチ」へ”オピオイドローテーション”を試みたりもしたが、どうやら本当の原因はそれではなかったようだ。

家に居ても不穏の言動や行動の数々。
アル中だった昔の父を思い出させる様な出来事もあった。
どんなに酔っ払い、家の柱を鋸で切っても、家の中に石油を撒き火をつけても・・・
人様に迷惑をかけ警察沙汰になった時もあったけど・・・
家族に「手を挙げる」事だけは絶対にしなかった父。

既に普通ではない状態だった父は、兄や母が見ていない隙に何度も出掛けてしまう事が度々あった。
はたから見れば正に徘徊であっただろう。
兄や母は急いで追いかけ、赴くまま本人の気が済むまでの散歩に付き合っていた。
そんな中、ある日父は足元もおぼつかない状態でパジャマのままフラフラと表に出ようとしたらしい。
家の外扉を開けず、おぼつかない足で扉を乗り越えようとし、体制を崩した。
兄は「お父さん、危ないっ!」と言い父を支えようとしたのだが、普通の状態でなかった父は兄のことが判らなかったようだ。
父は幻覚を見ていたのだろう、兄を強盗か何かと勘違いして、出ない声を振り絞って大声で叫んだ。
「誰かぁー誰か助けてー!殺されるー!」
そして近くに置いてあった傘を持ち、兄に殴りかかった。
兄は避けきれず、傘が兄の顔を掠めた。口の中が切れたらしいが、もがき暴れる父に怪我をさせないよう羽交い絞めにし、自分をクッションにしてその場へ倒れこんだ。


5月10日~15日まで入院をした父だったが、医師や看護師でさえも「痴呆症」と判断付けるほどの父の症状。
でもそれは致し方ない。・・・かも知れない。
一緒に住んでいた兄や母でさえも、当時の父の行動や言動には手を焼いた。
どう接したら善いのか解らず、父を持て余し、時には言う事を理解できない父に声を荒げた。

また世間で言われている「痴呆の症状」にも当てはまる事が多々あり、余程でない限りは痴呆を疑う余地さえないように感じられた。
入院初日だけは大部屋で過ごしたが、翌日には看護師から言われた。
「夜中に徘徊するような行動があるので昨日はナースステーションに一晩居て貰い、看護師が付きっ切りで目が離せない状態でした。
眠剤も効き目がなく、誰かが付き添っていないと危険です。
今日から個室に移っていただき、出来たらご家族様が付き添って下さい。
どうしても付き添えないようでしたら、拘束させて頂くかも知れません。」

拘束なんか誰がさせるか!と、私は個室に移った父の元に泊り込んだ。
比較的昼間は穏やかで、会話も何とか成立し然程手が掛からなかったので、私が家に一旦戻る時は母と姉が父に付き添った。
そして夕方からは交代で兄と私が付き添った。

夜になり、今までと違う眠剤を試みるも効果の程はせいぜい1時間。
追加の眠剤を投与したところで全くの無意味!
逆に覚醒されていくかのようで、余計に不穏行動が始まる。
病院中を歩き回ったり暴れたり・・・勿論付き添っている私たちは寝ている暇もない。
交代で少しづつ睡眠をとろうと思っていたが甘かった!
父の痩せ細った身体の何処にそんな力があったの?と、驚くばかり。
興奮状態における人間を(痴呆やせん妄症状のある人は余計に状態が悪くなる)無理に押さえ込もうとは出来ない。
力で抑え込めたらどんなに楽か!
父の事を考えず周りの迷惑だけを考えれば、それこそ拘束していた方が安全だろう。
いざ!と言う時だけは力で静止させたが、その他は父が怪我をしないよう、他の患者さんの迷惑にだけはならないように、兄と2人で父に付き合う。・・・これが一晩中続く。
しかも、兄と私の事を「我が子」と認識できない状態にもなったりする。

流石に兄も対処に困り、睡眠不足と精神的なもので大分参っているのが目に見えて解った。
兄には二日間一緒に泊り込んで貰ったが、三日目は自宅に帰って貰う事にした。


・・・長くなったので次回に続きます(・∀・。)(-∀-。)

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comment

seabreeze
こんばんは
我が家も
一昨年の秋に亡くなった父の時にはきょうだい3人で交代で泊まり込みました。
寝られないというのは本当に大変ですね。
本人は夜中に起きていて昼間寝たりしているわけでが・・・・
疲れてくるとお互いに不機嫌になったりいろいろありました。
でも、今思うともっとやれた事があったのではないかと、父に申し訳なかったと思います。その分母を大事にしようと思っておりましたが、あっけなく父のとこ、ろへ行ってしまいました。
2012.11.02 21:18
きぼう丸
読んでいて7年前のことを思い出しましたよ。
うちの父はどちらかというと可愛く感じる言動だったです。
大変だったことも大事な思い出として残っていくんですね。
2012.11.04 03:37
みぃー。
seabreezeさま

こんにちは^^
度重なるコメント、有難うございます!
お礼が遅くなりすみませんですe-263

確かに・・・寝不足は本当、身体に堪えますよねe-330
遊んでいたり、楽しい事や自分の好きな事をしていての寝不足ならばいざ知らず。
病気を患う本人が一番辛いであろう事は重々解っておりますが、付き添う側も精神的に辛く体力的にも大分しんどいものがありますものねぇ・・・
その時々、気の張ってるうちはまだ何とか無理も出来ますが、正直、身体には随分と負担が掛かっていると思います。
看病疲れ・・・とはよくいったものですね^^;

ところでですが・・・
先日の頂いたコメント、書いた文章が消えて(errorが出て)しまい何のこっちゃ?訳判らないお礼コメントで申し訳在りませんでした(*_ _)人
改めてseabreezeさまのブログにてお礼を!と思ったのですが・・・
私は頭は悪いし、文章も下手くそ・・・
自分の伝えたい事を上手に表現できないもので、失礼があってはせっかくコメントを入れて下さったseabreezeさまに申し訳ない((T.T; )(; T.T))
しかも上辺だけの社交辞令で、心にも思っていない事を綺麗事だけ並べてツラツラと書いたりする事も出来ない不器用(?)な人間です。
文章を通じてしか相手の事を知らない状態で、まして、お会いした事もないseabreezeさま。
比べられる事ではないと思いますが、私なんかよりもお辛いであろう空虚感・ご心痛でいらっしゃるseabreezeさま・・・
お役に立てる様な気の利いた事も、何一つ言えない腑がない私であります。
そして考えに考えた挙句何も書けませんでした。
私が心から思う事はただ一つ。
それはseabreezeさまのお心・お身体、ただただ案じるだけでございます。
ご心痛、ご心労から体調など崩されませんように!と祈念するばかりでございます。
どうか・・・どうぞ、お身体お大事に、ご慈愛なさって下さいませです(。・人・`。))
2012.11.05 13:52
みぃー。
鍵コメさま

こんにちは^^
お気遣い下さる温かいコメントを有難うございます!
全然カンケーないかもですが・・・
今は無神論者のワタクシではございますが、こー見えて(って、どー見えて^^?)洗礼さえ受けてはおりませんが、その昔は毎週教会に通いクリスチャンを名乗っていた時期がございました^^
まっ・・・だから何だよっ!て言われたらそれでお仕舞いなんですけどね^^;

いつも温かなお心遣い、お言葉を掛けて下さいまして本当に有難うございます!
心より感謝致しておりますe-267
2012.11.05 14:05
みぃー。
きぼう丸さま

こんにちは^^
お気遣い下さりわざわざコメントを有難うございます(*^ワ^*)

以前きぼう丸さまが下さったお言葉に、お父様の事を書いて下さいましたよね・・・
お父様は「可愛く感じる言動」だったんですねぇ^^
イチローくんの場合、今思い返せば「ある意味面白い!」てな感じで、まるで「やんちゃな青年?少年?」そんな感じでございました!
人其々の個性なんでしょうかねぇ~^^?
顕著にその人本来の性格が出るような気が致します^^;

その時は周囲の父に対する「対応」が本当に辛かったです。
人間の尊厳って?と心底考えさせられました。
ですが・・・それもこれも、今となっては全て良い想い出&良い勉強になりました♪

きぼう丸さま、有難くもコメント入れて下さって有難うございました^^
いつもの事ではございますが、心より感謝でございますヾ(*´∪`*)o
2012.11.05 14:22

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