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2013. . 11

ホスピス入所まで 2

6月11日(火) 今日はIちゃんの誕生日!○○歳おめでとぉ~

父の後悔と祖父の骨
この前の記事で「父本人が聞いた余命宣告」について書いた。
父本人は「2回目」だったけど、私個人はそれまでにも数回は聞いていた!

時系列がぐちゃぐちゃで判り辛いけど、一昨年の5月に父が「痴呆症」を疑われた入院時。
担当医師ではなかったけど、同じ消化器外科チームの若手医師と私は個人的に話した。
その時も「後、数ヶ月・・・」と言われ、「遣り残す事がないよう・・・」などと言われた!
そしてゴタゴタがありつつも退院したのだが・・・

退院後、父には酷だが眠剤を止めさせ、でもそれが功を奏して父は徐々に平静を取り戻していった。
しかしその頃の父は既に「ジェム」を投与できる体力はなく、暫くは散歩に出かける事も出来ずに1日中家に居る事が殆どであった。
外出できない父の気を紛らわす為だけではないが、その当時は今まで聞いた事もないような父の昔話や、父が何を思い・何を感じているのか・・・
他愛の無い雑談から何から色々な話を聞く事を日課とし、父のストレスを少しでも緩和すべく行動していた頃。
「痴呆症」を疑われていた頃、父がマトを得ない事を散々話していたが、此方からそれとなく会話を誘導していくと「意味の判らない」と思っていたそれらの話しの内容を、父は「当時の自分目線」で思い出し語っていった。

それらは大概、まだ若かりし日の頃の自分。散々悪さをしていた頃の自分。楽しかった想い出etc・・・
その中で「今は後悔している事」「今は反省しているので謝りたい事」、それらが心残りである事を私に話してきた!

医師に言われた「遣り残す事がないよう・・・」
その言葉を言われたからではないが、父の胸に「ひっかかっている事」があるのなら、出来る限りそれらの事は解消して欲しい!
そう思い、少しづつではあるが私たち家族は行動に移していった。

散々悪さをして迷惑をかけた、「とある場所」に出向きお詫びの品を納めさせて貰う。
事が事なので事情は詳しく説明する事は出来なかったが、父の懺悔の言葉を陳べさせて貰う。
事情はよく判らない相手方も
「そんな大昔の事をわざわざ謝りに来てくれたんですか
と、快く受け入れてくれた。
そうして・・・それらの行動を繰り返し、父の心の負担は1つづつ解消されていった!


その頃、父の「思い残す事」の中で「祖父の骨」という「ワード」!
私は「祖母に育てられた」と言っても過言ではない程にお婆ちゃん子だった。
父の父なのだから私にとっては「祖父」なのだが、私は祖父の顔を知らない!
父の話だと
「戦後の闇市で”メチール”を仕入れて呑んでいた」
それが原因(?)で亡くなったそうなのだが・・・

しかしまぁ~~~!祖父の話を聞くにつれ、正に「この親にしてこの子あり!」
そう思わずにはいられない!
さすが爺ちゃん!イチローの親だけあるなと、悪い意味で感心しきりだったっけ!

と・まぁ・・・そんな爺ちゃんなのだが
その爺ちゃんが亡くなった当時は「火葬」ではなく「土葬」がまだまだ主流だったらしく、未だに我が実家のお墓の中には、爺ちゃんの骨のみが「まんま」納められている。
父はその「爺ちゃんのまんまの骨」が、酷く気になっていると言う。
んじゃ、寺の住職に相談してみよう!
とあいなり、その事についても行動に移した。

そして「まんまの骨」を火葬したい!と、市の火葬場にも相談してみる。
すると案外簡単に「良いですよ!」と了解を得る事ができた。

先ずはお墓に眠る爺ちゃんの骨を丁寧に掘り出す。
丁寧に丁寧に土を払い、綺麗にしてゆくのだが・・・
まぁ、ビックリ!意外と固い!
何十年も前に土葬された骨とは思えないくらいにしっかりしている爺ちゃんの骨!
用意していた骨壷には納まりきれず・・・急遽他の骨壷も用意したくらいに量も多かった!

そんなこんなで・・・無事に火葬は済み、再びお墓の中に納骨完了。



あの時、私は生まれて初めて「人間のまんまの骨」を目にし、そして手に取った。
父から色々な話を聞き、顔も知らない爺ちゃんに色んな意味で初めて触れる事が出来た。
父は父で言っていたっけ!
「遣り残した事はこれで出来たなぁ~^^」と。

心なしか父の表情は穏やかで・・・・
なにか晴々として見えたあの日。
今まで聞く事もなかった様々な話を聞き、行動を共にした日々。

遣り残した事がないよう、あれらの事柄は後の父に絶対に功を奏した
そして私たち家族にも「父と過ごしたキラキラした日々」として、今も心に残っている

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