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2014. . 15

ホスピス(個室)2日目 真相は藪の中

4月15日(火)

父の手帳に書いてあった言葉が、片時も頭から離れない。
幾ら兄の字だったとしても、兄が自ら意味もなく書く訳もない。
私と同じように父に言われて書いたのだろうから、父がその様に思っている事なのだろう・・・
そう思うと、新たな自問自答が私の中で繰り広げられていく。
今の父の状態は正常な時とは違うのだから、気にしても仕方がない!
取り敢えず兄が戻ってきて、話を聞けるまでは考えないように努めた。


話はほんの少しだけ戻り・・・
姉と一旦自宅へ戻り、再度病室へ訪れた時には看護士さんのメガネの事でゴチャゴチャしていたが、父はその時には既に 尿道カテーテル(?) 尿管カテーテル(?) をしていた。
入所してからはずっと オムツ をしていたが、オムツのお世話になる事はなく自らトイレへ行っていた。
一人で立つ事も歩く事も出来なかったとは言え、必ずトイレで用をたしていた父。
その父がトイレへ行く事を諦めたのだろうか?と思っていたのだが、どんないきさつでカテーテルを受け入れたのかも兄に聞くのを忘れていた。
なので、一旦家に戻った兄が再度病室を訪れた時に、忘れずにこの二点を聞いておこう!と姉と話した。


そして、時間は夜の8時頃・・・母と兄が再度病室へ戻ってきた。
待ってました!とばかりに、すかさず兄に 手帳の言葉 の真相と カテーテル をする事になったいきさつを聞く私。

カテーテルに関しては、父が自らお願いしたとか、同意したから!ではないらしい。
母や兄と入れ違いに私たちが一旦自宅へ戻った後、しばらくして看護士さん側の判断での事だったらしい。
眠っていた父は全く気付いてはいなかったとの事。
そしてトイレへ行きたい父が目を覚ました時にその旨を話すと、父は抵抗する様子もなく、何事もなかったかのように受け入れていたと言う。
そしてその後はただの一言も トイレへ行く とは言わなくなった父。

そしてそして・・・
気になる手帳の言葉に関してなのだが、兄だけではなく、母も少々興奮気味に説明をしてくれた。
メガネの看護士さんとのゴチャゴチャがあった小1時間ほど前。
父のベットを挟み、窓際のソファーに母が座り、廊下側の簡易椅子に兄が座っていた。
寝ていた父が突如目を開け、兄を見てではなく、兄のもっと後ろの方を見て叫んだらしい。

「誰だ!早く出ていけっ!」
そう言って身振りでも あっちへ行け! という仕草をとったと言う。
その後も、まるで部屋の四隅を見渡すような感じで しっ!しっ! と あっちへ行け! の仕草を取り続け、母や兄に
「お前たちも早く出て行った方がいい!」
そう言いながら、付け加えるように兄に言ったそうだ。
「お兄ちゃん、手帳にお父さんの言う事を書いてくれ!」と。

そして父に言われて書いた言葉が、あの
「殺される ここにいたら皆に殺される」
だったそうだ。

母曰く・・・
「きっと、お父さんを連れて行こうとする人達が、お父さんの目には見えていたんだろう。
部屋の四隅を見渡し、しきりに あっちへ行け! と、やっていたから、連れて行かれないように追い払っていたんじゃないのか?と思う。
あまりの形相で、お母さんやお兄ちゃんにも 出て行った方がいい! と言ってたから、ココに居たら皆が連れて行かれると思ったんじゃないのかねぇ・・・」
だ、そうだ。

・・・本当なのか?
もし母が言う事が本当で、父がそのように思って兄に書かせた言葉なら良いけど・・・(良くもないけど)
そうではなく・・・実は私たち家族への、父の心の叫びのようなものだとしたら?
そんな風にも考えてしまう。

何でそのように思ってしまう自分がいるのか?それを考えると、前に思い当たる出来事があった。
以前、薬の副作用でやはり せん妄 が酷かった父は
「自分が思っている事と、実際に言っている事が違った。」
と、言っていたし・・・
あまりにも父が痛みを訴えるので、痛み止めを服用させようと手を焼いた時も
「皆がお父さんを取り囲んで、人体実験をしているのだと思った」
とも言っていたし・・・何よりも
「父ちゃん、痛み止めだよ!」
と、差し出した薬を 致死薬 と勘違いしていたとも言っていた。

それらを思い出しながら、父ちゃんは心の奥で 私たち家族から 薬で無理やり眠らされていて・・・
自分が寝ている間に、家族から薬で殺される とでも思っているのかも?
そんな最悪な幻覚(?)でも見ているのかな・・・・・と、たまらなく不安になった。

でも・・・
母や兄に「早く出て行った方がいい」と言った事を考えれば、私の不安は単なる考えすぎになる。
どうか、私の考えすぎであって欲しい!
今となっては父に聞く事もできないし、本当の真相は誰にも分からないけれど・・・
そしてもしかしたら、その時の父にさえ分かっていなかったのかも?知れない。

けれど、父が他界してから丸々2年経った今でも、私の頭の片隅にはあの言葉が残っている。
頭から離れる事がないあの言葉は、時折私を考えさせる。
どうか・・・ただの 考えすぎ! でありますように!

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考えすぎ。
お父上は、ご家族を今も思ってらっしゃる。
2014.04.15 15:45
匿名さま
失礼ながらお名前が分かりませんので、匿名さまと表記させて頂く事をお許し下さいe-330
言葉少なに下さったコメント・・・
いつも頭の片隅にあった、忘れたくても忘れる事が出来なかった言葉でした。
お顔も、お名前も存じ上げない貴方様ですが・・・ズバッ!っと、 
「考えすぎ。」
と仰ってくれた事で
「なんだ!そっか!やっぱりただの考えすぎなのか^^;」
と、何だか自分の中のわだかまりが消えていくような気がしました。
家族内では良くも悪くも感情が入ってしまうので、身内以外の誰かにハッキリ言って貰えた事が、とても有難く私の心に響きました。

温かくも力強いお言葉下さって有難うございますe-267
心より感謝申し上げますe-267
2014.04.16 10:24

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