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2014. . 03

不思議 1

6月3日(火)

無くしていた腕時計

まだ、ホスピスの大部屋にいた頃。
父が自宅から持って来ていた、愛用の腕時計が無くなってしまった。
膵臓癌が発覚してから父の体重が激減し、今まで愛用していた腕時計が 重く、緩く なってしまったと聞いた兄と私は、父の日?父の誕生日だったか定かではないが、新しい腕時計をプレゼントした。
しかし、プレゼントした当初こそは使っていたのだが、そのうちに段々と使わなくなってしまった。
結局は 重く、緩く なってしまった腕時計の方が使い勝手が良かったらしく、ホスピスへもその腕時計を持って行った。

せん妄もまだそこまで酷くはなかった父だが、見当違いは見られていたので
「さっきまでしていたのに、ちょっと外した隙に腕時計が無くなった!」
と言われたが、父の勘違いで何処かに置き忘れたのではないか?と思い、何れ見つかると思っていた。
だが念のため、看護師さんたちにはその旨を話しておいた。
病室や病棟で 「持ち物が無くなる」 事は、病棟サイドとしても色々な意味を含め問題があるらしく、看護師さんたちも皆必死で探してくれたようだったが、結局はホスピスを出る日を迎えても、腕時計が見つかる事は無かった。

父の火葬の時、棺に様々な愛用品を納める時も、兄と私がプレゼントをした方の腕時計を入れた。
兄曰く
「お父さんが気に入っていた方の腕時計を棺に納めてたら、お兄ちゃんは ”形見” として、プレゼントした方の腕時計を貰おうと思っていた。
でも、プレゼントした方を棺に納められた事は、みぃー。やお兄ちゃんにとっては結果的には良かったな。
ちゃんとお父さんに持って行って貰えたからな。」
そう言っていた。


そして
父の火葬を(一昨年の)4月7日に終え、翌々日の4月9日(月)。
姉と私は、再度ホスピスへと車を走らせた。
納骨さえまだだったが、無事に父の火葬を終えられた報告をしたいのが一点。
それと、改めて心ばかりのお礼をしたいが為に。

病棟の看護師さん全員、各々にお礼の品を買うのは考えるところがあり止めておいた。
だからと言って、特にお世話になった4人にのみ個別に買うのも躊躇われた。
結果、 I 崎さんにだけ個別でお礼の品を渡す事に決め、病棟の職員さんたち全員にお渡しできるようにと菓子折りを2つ買い、あとは ”病棟自体” に買った。

病棟のラウンジには、今まで入所された方の御身内がお渡しした 「お世話になった感謝の思い」 が様々な形で飾られていた。
手作りの小物、ぬいぐるみ、千羽鶴、絵手紙や風景画など、様々な物が飾られている。
それらを見ると、ここで最期を迎えられた事を皆さん本当に喜んでおられ、感謝されている事が伝わってくる。
それら思い出の品の中に、私たち家族も交ぜて頂けたら嬉しいな^^
そんな思いで、額縁に入った、メッセージの入った可愛らしい絵が描かれている物を選んだ。
「あなたに出会えた事が感謝  あなたと笑える事に感謝」
たしか、こんなメッセージだったように思う^^


ホスピス病棟に着くと、丁度お手すきだったようで 若先生 と 頼りになる体格の良い看護師さん 手塚○美さんに似た看護師さん がラウンジに出てきてくれた。
父の火葬が終わった事を報告しながら、持参していた父の遺影(小さいもの)を見て貰った。
父がまだ痩せ細る前の写真で、姪の七五三の時のものなのでちゃんとスーツを着ている。
若先生は
「お父様、本当に男前ですねぇ~^^」
と、何とも嬉しい事を仰ってくれた。
2人の看護師さんも口を揃えて
「私達の知っているお父様は痩せてらしたけど、でも カッコ良いな~♪そう思ってましたけど・・・・・
写真のお父様はまだ痩せる前で、違う意味でもっとカッコ良いですね♪やっぱり素敵です!」
そうお褒め下さった^^

少しすると、ホタルちゃんが私たちが来ている事を何方かに聞いたようでラウンジに来てくれた。
そして嬉しそうに
「見てください^^お父様の腕時計が見つかったんですよ♪
あれほど何処を探しても見つからなかったのに、お父様がホスピスを出られた後、掛け布団の敷布の中から出てきたんです!なぜ、敷布の中にあったのかは判りませんが・・・・・」
そう言って、父の愛用していた時計を手渡してくれた。

その後は ホタルちゃん にも写真を見て貰ったりお話したり・・・・・
タイミングが相当良かったのだろう!皆さんと暫くの間、ゆっくりとお話しする事ができた^^
十分にお礼の言葉も述べられたし、お礼の品も厭味なくお渡しする事が出来た♪
ただ1つ残念な事に、 I 崎さん は出勤前との事でお会いする事が出来なかったのだが・・・・・

そんなこんなで
秋にホスピス病棟で行われる 「偲ぶ会」 に出席する事を約束して、病棟を出ようとエレベータに乗り込み病院ホールまで降りた姉と私。
エレベーターの中で
「I 崎さんに会えなかった事だけが心残りだね・・・・・」
そう言いながら手渡せなかったお礼の品を見ていた時、エレベーターのドアが開いた。
奇跡的に、その開いたドアの前には I 崎さんの姿があった!
I 崎さんは、この日、たまたま少し早く出勤されたのだそうで、無事にお会いする事が出来たのだった
そして場所を移し、I 崎さんと少しゆっくりお話する事も出来たし、お礼の品も個別にお渡しする事が出来た♪



ホスピスからの帰りの車中、姉と2人で
「皆さんとゆっくり話せたし、会いたかった看護師さん全員に会えて本当に良かったね♪」
と、喜び合い
「でも、よく時計が見つかったよねぇ~~~!
愛用の時計を棺には入れられなくて、父ちゃんには悪いような気がするけど・・・・・
でも、これこそ家族にとっては 大事な形見 になるよね^^」
などと言い合いながらも
「きっと父ちゃんが、そうなるようにと、してくれたんだね♪」
そう思い、きっと父が してくれたであろう 事に感謝していた^^

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