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2010. . 31

イチロー倒れる

K病院の入院時から 16.5kg も痩せてしまっていた父。
普段から何故か外出時や、自宅でも作業ズボンを履いている我が父、イチロー。
若い時からのヘルニアで普段からサラシを巻いている。
細身なのだが骨格がしっかりしているのだろう、サラシを巻き・履くズボンのウエストサイズは85cmであった。
が、この頃になると普段履いているズボンはブカブカになっていた。
まるで子供が父親のズボンを着てしまったかのようである。
そして・そんな自分を見て、何時も悲しそうに呟く父。
「こんなに痩せちゃった・・・みっともないなぁ・・・」
そんな様子を見ていると悲しくなった。

ある日私は、会社の近所にある作業着屋さんに行き、新しいズボンを父の為に買った。
サイズは善く判らなかったが、店に売っている一番小さなサイズ・ウエスト72cmを試しに買ってみた。
喜んでくれればいいなぁ・・・と思いながら、仕事終了後・足早に実家に向かった。

「父ちゃん、はい・これあげる!」と父に買ってきた包みを手渡した。
「まぁ~た何かくれるのかよ?もう・いいのによぉ~!無駄な金使うなよぉ。」と言いながらも、何だか嬉しそうに包みを開けた。
「何よ?ズボンを買ってくれたの?・・・有難うな!」と早速履いてみる。
しかしそのズボンでさえ、サラシを巻いているにも関わらず少し大きいようだった。
「そうだよなぁ・あんなに大きいズボン履いていたら、みっともないもんなぁ・・・
これならそんなに大きくないから、みっともなくはないか!有難うよ。」と父。
そんな父を見ていて切なくなった。
「違うよ!病院に行ってA先生にSさん(父)はズボンを買うお金もないのか?可哀相に・・・
なんて思われたら嫌じゃん?だから、お金くらいありますよぉ~!と思わせる為に買ってきただけだよ!」と応えた。



そして抗がん剤3回目を控えた 9月16日(水)当日の早朝・・・
朝5時を過ぎた頃、まだ寝ている私の元に実家から電話が入った。
”こんな時間に電話がくるなんて、普通じゃない!何かあったのか?”
と思い急いで電話に出た。
電話の声は母であった。何を言わんとしているのか理解しがたかったが
「お父さんが今朝方・倒れた。今、お兄ちゃんが病院へ連れて行っている。」
との事であった。
「とにかく今直ぐ実家に向かうから!」
と言い、着替えを済ませ・化粧もせず直ぐに実家に向かった。
何とか話を聞きだした、母からの話の内容は以下のようであった。

夜中父がトイレへ立っていった。その事は母も気付いていた。
「ああ、トイレか・・・」と思っていた矢先、トイレから父が出てきた様子が伺えた・その時・・・
”ガッタ-ン!!!”と倒れる凄まじい音が聞こえてきた。
急いでトイレの前に駆けつけてみると、トイレから出てきた筈の父が倒れている。
声を掛けても反応がない!
急いで兄を起こし、救急車を呼んだ。

救急車が駆けつける前に、父は意識を取り戻したが記憶が飛んでいる。
父は這いずるようにして布団に戻った。

暫くして救急車が到着した。
救急隊員が必死に病院へ行くように父を促すが、父は”行かない!”と首を縦にふらない。
その時の様子を救急隊員は大丈夫と判断したのか
「では、また何か変わりがあれば直ぐに呼んで下さい」と言って、一度は実家を後にした。
それから数時間、母と兄は様子を見守っていたが明け方4時頃に、父・本人から
「やっぱり駄目だ・・・お兄ちゃん悪いけど病院へ連れて行ってくれ・・・」
と言ったらしい。
兄は直ぐに病院へ電話を入れ、父を連れていった。との経緯だった。

その話を聞き終え、私は直ぐに姉の家へも電話を入れた。
姉は直ぐに飛んできてくれた。
そして入院道具を持ち、母・姉・私と共に3人で病院へ向かった。
先に待つ兄の話からは、父は酸素を吸引しながらベッドに横たわっていて、検査結果待ちの状態だと言った。

私達は無言で・祈るような気持ちで、結果が出るのをひたすら待った。

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